【紹介編】採掘で使わなくなったRaspberry piを有効活用してみる
制御画面はWebサイトとして作成しましたので、どんな端末からでも操作可能です。例えば、iPadから制御する画面はこんな感じです。
機能は以下のものを実装しています。
①照明を操作する機能。
②テレビを操作する機能。
③エアコンを操作する機能。
④部屋の温度推移を見る機能。
⑤目覚まし機能(指定した時間に、照明点灯&好きなmp3を再生)
一番役に立っているのは、目覚まし機能ですね。毎朝照明の点灯とともにセミの声が聞こえるように設定しています。とてもイライラしますが目覚まし効果は抜群です(^^)。
私は基本ベット寝ながらでiPadを使ってることが多いですので、他の機能もなかなか重宝しています。
作り方の概要
作るのは思ったより簡単でした。なぜかと言うと、ネット上にたくさん似た情報がのっているためです。どこかでつまづいても何とかなりました。
まずは電子回路を組むのてすが、抵抗って何?レベルだった私は、最初は無理だなと思ってました。しかしちょうど仕事が暇だったので、ダラダラ電子回路について勉強することにしました。抵抗っていうのは電気を流れにくくするものなんだとか、オームの法則で電流が計算できるのとかそんな初歩的なところを勉強しました。そんなこんなで、電子回路は何とか組みあがりました。(途中、組み間違えた温度計が高温になってて火傷しました^^;)
簡単に電子回路を説明しますと、回路には
①赤外線受信機(写真では外してる
②赤外線送信機
③温度計
がくっついています。受信機にリモコンの光を当てると数値になってlinuxに出力されます。それを出力するように設定して、送信機か発信する仕組みです。Raspberry piにはGPIOというピンがあって、そこからの電気の入出力をプログラムから制御できるのでこういうことができるわけです。スピーカーは写真にはありませんが、USB給電方式のものを装着しています。
ダンボーは部屋にいくつもあったので、思いつきで分解して目の部分に赤外線LEDをつけてみました。前述したようにかなり便利です。何より可愛らしくて良いです。
電子部品は思ったよりもはるかに安かったです。どのパーツも100円とか200円とかでしたからトータルでも2000円いかないかと思います。むしろダンボー2体で3000円以上しますし、そっちの方が高額です。
電子部品はほとんど秋月電子というところで買いました。ネットからでも買えます。はじめは何を買っていいのかわからないですが、送料が高めなのでよく考えてからまとめて買った方が良いですね。
電子回路を組み上げたら、次はプログラムなどの制御ですね。プログラムや操作は全てRaspberry piのOS上で行います。OSはLinuxベースなので、正直触ったことがない人はかなり難しいと思います。しかし私は幸いなことに、Monacoindの運用で散々苦労しましたので、Linuxの基礎知識がありますので何とかなりました。操作と言っても、各種ソフトのインストール、受信した赤外線をファイルに記録する簡単なスクリプトや、目覚まし用にCronを設定するなど簡単なことをやっていきました。
電子回路をプログラムやOSから操作できるようになってしまえば、あとは簡単です。操作用の画面を作るだけです。私の場合はMonacoin chartsのソースをコピーして、少しづつ作り変えた感じです。ここでhtml, css, javascript, phpの基礎知識があれば良いのですが、もしない場合は苦労するかもしれません。私はMoncoin chartsを作ったときに苦労して覚えましたので大丈夫でした。
こじつけのような感じもしますが、Monacoin採掘で余った機材と、Monacoinを通して学んだ知識を使って面白いものを作ることができました。1ヶ月くらいたちましたか安定稼働してます。
私以外にも採掘機で余ったRapberry piを放置している方がいると思います。なかなか面白いですので電子工作などやってみてはいかがでしょうか。
終わり。