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Monacoinや他の仮想通貨について思ったことを書いておこうと思います。

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ビットコイン相場

投資家から金を巻き上げる装置と化したBitcoin2.0

ビットコインの発明であるブロックチェインなどを発展させた技術であるBitcoin2.0というものがあります。

例えばBitcoin2.0には、ブロックチェイン上でプログラムを実行したり、情報を記録するといったことを実現させています。技術として、とても面白いもので、私も発展に期待しています。

しかし現在の、Bitcoin2.0界隈は胡散臭い連中の溜まり場となりつつあります。情報弱者からお金を巻き上げる手段として利用する団体が現れ始めたのです。

そもそも、暗号通貨はお金儲けをするのに最適なツールです。暗号通貨を使用して商売するという意味ではなくて、新規発行を繰り返して投資家からお金をを掠め取るという意味においてです。

まず、暗号通貨にはビットコインと言う華やかに成功した先例があります。そのため、投資家には値上がりを煽って買わせやすい利点があります。また、失敗しても責任を取る必要がないというのも利点です。失敗してもシステムはノーコストで動き続けますし、ビットコインでお金を集めているのですから、逃げることも簡単です。

Bitcoin2.0でよく聞かれる言葉に「プレセール」と言うものがあります。このプレセールが投資家からお金を掠め取る方法の鍵です。その、マーケティング手法はとても優れたものなので、少し紹介したいと思います。

まだプレマインしていないプレマインを販売
暗号通貨には、プレマインと言うものがあります。これは、開発者が最初から一定数のコインを所持した状態でシステムを開始するということです。暗号通貨界隈では、プレマインを行っている通貨は敬遠されて失敗することがほとんどです。しかし、プレマインセールではそれを意識させない工夫がされています。プレマインを購入することが、そのシステムへの投資だと錯覚させるのです。

リスクをゼロに
例えば、FutcoinやFujicoinというプレマインコインがありますが、これはプレセールをしていないので、システム開始後にいろいろな宣伝が必要になり、失敗のリスクを開発者が、背負うことになります。一方で、プレマインセールではリスクを全て投資家に押し付けることが可能です。

販売価格を段階的に引き上げ
例えばABCコインというものがあるとします。プレセールでは、最初は1ABCコインが10円で買えます。しかし、一週間後には1ABC = 15円になり、段々と販売価格を引き上げて行きます。投資家に焦りを与えることで、購入を促すことが可能です。また、初期に買った投資家達には価格が引き上げられていくのを見せて、安心感を与えられます。
更に、次回の価格引き上げまでをカウントダウンすることで、投資家を煽ることも可能です。
知り合いに買わせたらキックバックするというものまであります。

以上のような手法を用いて、投資家達からお金を掠め取っている団体が存在するのがBitcoin2.0界隈の現状です。
ビットコインで稼げなかった人が流れてきてできたのが、今の不健全なBitcoin2.0系のいくつかの団体なのではないかと推測しています。

また、投資で誤解されやすいことを書いておこうと思います。
システムが成功したからと言って、コインの価格が上がるとは限りません。Bitcoin2.0は機能を利用するのにコインが必要となるのが一般的です。そのため、利用者が増えればコインの価格も上昇するという考え方があります。しかし、人が増えれば増えるほど、インフラの利用料金が上がるシステムであれば、そんなものは流行りません。Bitcoin2.0ではコインの価格が低い(システムの運用コストが低い)まま保たれなければいけないのです。普通の暗号通貨では、価値が上がった方が良いのですが、Bitcoin2.0はその逆です。(不正確な情報であるとの指摘あり)

最後にFactomというものを見てみたいと思います。ファクトム日本公式ページ - Factom Japan - ファクトム セール概要
Factomってどうやって使うんだろう?と思って読んでみたのですが、使い方は書かれておらず、購入方法しか書かれていません。これがBitcoin2.0系の現状です。

Bitcoin2.0系が健全に発展することを願います。

追記
Bitcoin2.0系のブログの方が、この記事の間違っているところなどを指摘して下さっています。勉強になりますので、是非読んでみて下さい。